フレームアームズ・ガール用 タンク付ビームブレード
初出:WF2016W
フレームアームズ・ガールシリーズ用のビームブレードです。
3ミリ磁石で接続する方式なので、3ミリ穴なものなら他のものにも使えます。
いわゆる「マルチマテリアルキット」で、アルミの旋盤加工品と蛍光アクリル棒、塩ビパイプ、カールコード用の赤透明のワイヤー、設置用磁石がセットになっています。
FA:Gはスケール表記がないので、武装神姫が好きな方にとっては1/1でも楽しめるコンテンツだと思います。ですので、無塗装でも見栄えがするように加工面の見栄えにはかなり気を使って設計しました。
腰のエネルギータンクから伸びるカールコードを通じてエネルギーをビームブレードに供給します。
ビームブレードはブレードが伸びた状態の蛍光アクリル棒と、グリップにキャップをした状態(待機状態)のグリップも再現できます。横に長穴スリットが空いていますので、残量が確認できるという設定です。
丁寧に、時間をかけて1つずつ組み上げれば特に技術が必要なく完成します(写真は無塗装のもの)。よりスペシャルなものが欲しい方は、アルマイト(アノダイジング)や、塗装もオススメです。
組立には接着剤が必要です。
組立に必要なもの ★印は必須 ほかは代替品でもOKです
カットさえできれば組立も接着も楽にできます。
カットサイズ一覧(材料はキットに含まれています)
・透明塩ビチューブ 15mm
・4.0mm蛍光アクリル棒 29mm(29mmより長めがよいです)
・2.4mm蛍光アクリル棒 19mm
・2.4mm蛍光アクリル棒 83mm
2.4mm蛍光アクリル棒は近いサイズにカットしてありますが、
ほかのものはカットが必要です。
接着してしまうと
あとで困る箇所もありますので順序にご注意ください。
まずはタンクから組み立てます。透明塩ビチューブ管を15mmにカットします。両端が平坦にならないと金属のパーツにハマらないので、慎重に少しずつカットしていきます。
小さなハサミで少しずつ円にそってカットしていきます。側面に対して、切り口が垂直になるように切ります。
非常に薄い素材なのでハサミで一気に挟んで切ろうとすると割れますので注意を。熱線カッターで両端をカットしていますので、溶けて膨張しています。かならず両端をハサミで綺麗に整えてください。
1.55mmくらいまで切り進んだら、あとは800番の板状紙ヤスリなどで切り口が平坦になるように整えます。0.5mmくらいの差はあとの工程で調節できます。
正しいサイズにカットできていれば、タンクの両端パーツにきつくハマります。入りにくい場合は少しツメで押してください。明らかに入らない場合は、切り口が側面に対して曲がっている可能性がありますので、チェックしてください。ここは接着しなくても固定されます。かなりキツめです。
中に入れるリング上のものと、塩ビチューブを接着します。高強度瞬間接着剤でも可能ですが、セメダイン接着剤のほうが白化の心配がなくていいかも。側面の染み込みはあとでリングパーツで隠れますので気にしないでOKです。
次に、タンクの中味、アクリル棒の切り出しです。29mmに切ります。
注:アクリル棒をニッパーでカットすると割れます。
カットにはエッチングノコや、ハイパーカットソーなどピッチの狭いのこぎりを使います。末端部は隠れますので切り出したままでOKです。
鉄ヤスリでも時間をかければ短くできます。
切り出したアクリル棒と先ほどの2つのパーツを組み合わせます。この時にアクリル棒が長すぎる場合は、二つのパーツの間に隙間が開きますが、隙間があいても接着剤で埋めますのでOKです。
片側に大きなリングパーツをはめます(接着しない)。スライドさせれば入れます。
反対側も組み合わせた写真。
この真中に開いている穴からセメダイン接着剤を流し入れて、大きなリングパーツを円柱に固定します。爪楊枝などで少しずつセメダイン接着剤をつけて、リングパーツを回転させながら接着剤が一周するようにします。
完全硬化まで半日くらいは時間をあけてください。
完全に固定できたら、先ほどの穴に3mm直径の磁石を接着固定します。セメダイン接着剤でも瞬間接着剤でもいいです。セメダイン接着剤でも強固に固定できました。
蓋にある穴には凸を逆さまにした部品をはめ込み接着します。反対側も同じように。
完全硬化までまた放置します。特に磁石の部分は強固に固定したいので時間をかけます。
ビームブレードのグリップ(柄)にも凸を逆さまにしたパーツをはめ込み接着します。下側(おしり側)のパーツに、0.7mmの鉄工ドリルで穴を開けます。あらかじめ丸いガイド穴は空いていますので、比較的簡単に穴を深くできます。ここに後でコードを接着します。コードが要らない人は開けなくてもOKです。
右側が先ほど穴を開けたパーツを接着したところです。左側はアクリル棒を挿す方です。収納状態でも使えるようにキャップ(同じ凸のパーツ)があります。脱着式にしたい方は接着しないでください。接着しないとポロポロします。何か、、調整を。
固定していませんが、上側も同じパーツがハマります。
長い方のアクリル棒を挿してみました。先細り形状にしたい方は削ったり、、どうぞ。市販ソードパーツなどもサイズを合わせれば、はめ込めます。
付属しているクリアレッド皮膜の0.7mm線径のコードです。そのまま使ってもいいですが、カールコードとして使う長さでキットに含めています。
1.5mmの金属棒(画像はアルミ棒)に巻きつけて作るのですが、巻いている途中で緩みますのでマスキングテープなどで端を固定しておきます。
キツめに巻きつけていって、終端部もマスキングテープで固定します。
その後コード皮膜が溶けない程度に、ヒートガンやドライヤー、ライターなどで熱します。
熱すると樹脂が固まって形状が固定できます(やけど・火事に注意)。
熱するだけで、火をつける必要はないです。
端はハサミ等で切ります。
1.5mmが画像の状態。緩めが好きな方は2.0mm金属棒で作成を。
カールコードは、手で適度に引っ張って伸ばします。
グリップ下端に開けた穴、タンクにある小さな穴にワイヤーを差し込んで接着すれば完成です。
接着には高強度瞬間接着剤を使用しました。つけすぎてはみ出た場合は、アルミ地のままであれば、瞬間接着剤落としやアセトンなどで接着剤は除去できます。
完成です!
両端のアルミパーツの蓋は、取り外し出来ます。中のアクリル棒を取り出せますので、ほかの色の蛍光アクリル棒に入れ替えたりして遊べます。タンクには4.0mmアクリル棒。グリップには2.4mmのアクリル棒を使用します。